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月別アーカイブ: 2022年7月

『 愛犬共生住宅® 』時代の幕開け #2

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【 4.イケダのプロフィール 】

 

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2019年、お世話になった北海道名寄市の牧場へ。

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学生時代に畜産を学び、北海道の牧場での就業経験もあり、愛玩動物だけでなく、いわゆる産業動物の世界も見てきました。(ショーマンコンテストという牛引きの大会でも優勝しています 笑)
よく言われます、犬猫の殺処分より多くの牛や豚を殺して人は皆食べているじゃないか、あなたも。
そうですね、ただ産業、愛玩、両方の動物の世界を見たうえで両者にははっきりとした違いがあるとイケダは考えています。
それはその死に誰かの感謝があるかどうか。
人のエゴと言われればそこまでですが、人だって誰かに感謝されて死にたくないでしょうか。何かの役に立ち、役目を果たし、その死に意味があるのなら生きた理由も出てきます。
人は肉や魚を食べる時、感謝をしていませんか。
では殺処分される犬猫に誰か感謝をしていますか。何かの役に立っていますか。役目を果たしましたか。その死に意味がありますか。
人の考えは様々です。でもそんな思いも持ちつつこの愛犬共生住宅のプロジェクトを進めています。

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【 子供が生まれたら犬を飼いなさい 】

子供が赤ん坊の時、
子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼少期の時、
子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、
子供の良き理解者となるでしょう。

そして子供が青年になった時、
自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

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イギリスのことわざ
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イケダが犬を飼い始めたのは、結婚してから8年続いた不妊によって子供ができなかった時期。
授かりものであり、ここまでやればというものも存在せず底なし沼にいるような毎日だった私たち夫婦を、子供の様に癒してくれたのは愛犬でした。
可愛いがゆえにしつけがスイートになり(それは違うと仰られる方もおられるでしょうが、いろいろな飼い主がいる事、また記事にさせて頂きます)、分離不安時のマーキング等により賃貸住居での建材が荒れて、退去時に28万円の修繕の請求書を頂く事に。

ただ、自分たちだけかと思いきや、知り合いはもちろん、動物の専門であるはずの犬を飼っている獣医さんやトリマーさん、ブリーダーさんの家でも荒れているお家がある事を知ります。
なぜ知れたのか、それはイケダ自身が家電量販店の電気工事者として、多い日は1日20件以上ものお客様のお家の中に上がり込む仕事をしていたからです。他と比較してもそれだけ毎日いろいろな家の中を見れる職業は他にはありません。およそ20年、トータルで5万5千から6万件のお家に上がり込みました。
たくさんの犬を飼っておられるお客様のお家の状況を見て、会話の中で犬を飼う事の良さや問題を自然に聞く事もできました。
某有名家電量販店の工事者として、お客様からの良いアンケートはがき獲得件数で評価される顧客満足度コンテストでも2年連続で全国最優秀表彰を頂いた事があります。
それだけ工事だけでなく、お客様のいろいろなドラマに立ち会いました。
その中にはペットにおけるお家の問題も多くありました。

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犬と暮らすには、「しつけ」「愛情」「責任」「覚悟」といったソフトの面だけでなく、ほとんど話題に上らない「住環境」というハードも整備していく事が大切だと思えるのは、その経験があったからとも言えます。

もし、動物園に犬を展示するとなった時、そのゲージの中はクロスやフローリングで仕上げるだろうか? 仕上げるとどうなるか。

そんな事を考えながら毎日を過ごしています。。

 

池田 裕二  #犬築家
二級建築士 増改築相談員
一級愛玩動物飼養管理士 愛犬家住宅コーディネーター
愛犬飼育管理士 ペット共生住宅管理士

 

という事で、次回は伝えたい思いを。

noteにも詳細を。
https://note.com/jolly_nerine980/n/nfd88f7c887c4

『 愛犬共生住宅® 』時代の幕開け #1

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【 1.「愛犬共生住宅®️」 】

 

聞き慣れない言葉ではありますが初めて聞いた人もその意味は理解して貰えるかなと思います。
その名の通り愛犬と共生する(できる)住宅の事です。
この言葉、実は商標を持っているのですが、あまりにも簡単すぎて特許庁から1度登録を却下されています。
ただ、何事においてもまず知って覚えて貰う事が大事で、その物事におけるネームのわかりやすさというのは、人の興味、関心の入り口としては凄く大事なものと思い、大阪で1、2と言われる弁理士さんと共に特許庁と戦い(笑)、登録を勝ち取りました。

なぜ、イケダがそうまでしてこの愛犬と共に生きる住宅が必要と思うのかを、これからこのブログを通して伝えていく事ができたらなと思います。

また同時に、今は単なる電気、住設工事店である自身が経営する株式会社アイデンと言う組織が、この先、主に犬を通してどう社会課題解決を捉えた事業所に組織全体で変貌できるか、それをこのブログに記録していけたらと思っています。

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イケダ家の家族、池田スカイ(左)、池田ロンメル(右)

 

【 2. 子供 < ペット の国 = 日本   

 

まず特筆したいのは、日本において飼われている犬の頭数は、10歳未満の子供の人口とほぼ同じ1000万頭という事。
ちなみに猫も合わせると2000万頭になりますので15歳未満のいわゆる年少人口の1750万人よりはるかに多く、日本は子供の数よりペットの方が多い国という事になります。
(市場規模は1.6兆円 出典:矢野経済研究所)
しかもボク(S49生)が子供の頃は犬は番犬として外で飼われる事が普通でしたが(学校の帰りにあそこの犬は触れる、あの家の犬はヤバいで!という話題も。で、大体見に行くのはヤバい犬の方)、調査によると2005年を境に屋外飼いと室内飼いの割合が逆転し、今ではおよそ85%の犬が家族として室内で暮らしています。

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留守中の分離不安による問題排泄で傷んだ池田家の建材(修繕費28万円也)

 

【 3.「愛犬共生住宅」を起こす動機ときっかけ 】

 

イケダ自身がペット可の賃貸マンションでミニチュアダックスを2頭飼っており、自宅において匂いや汚れ、マーキングによる建材の傷み、鳴き声と、様々な問題が日々発生し、退去時に管理会社から修繕費用を30万円請求される事に。。
その賃貸からの引っ越しを視野に入れた時、犬を飼うための住宅の対策ができる工務店をインターネットなどで探しましたが専門はほぼ存在していない事に気付きました。
同時に住環境の不備によって終生飼養が困難になり、飼い主が飼育放棄し、結果殺処分頭数を引き上げている事(環境省HP等)を知る事に。
イケダ自身のそもそもの本業が電気工事店であったという理由から、例えば環境にやさしい電気自動車の普及は各家庭や街中にEVコンセントというインフラが整わないと成立しない事がわかる様に、これだけの頭数が家の中で飼われているにもかかわらず、人と違う動物である犬を飼っている住宅のほとんどが人間の安全性と快適性のみを考えて作られており、インフラ整備と言える犬と暮らす工夫がなされていない事、しかもそれが飼育放棄という殺処分の原因にもつながっている事への疑問が徐々に大きくなりました。
また、譲渡数の増加にも欠かせない飼育意向のある人の、犬を飼う事が出来ない阻害要因の第1位がペット不可等、家が飼えない住宅であるという調査結果も(ペットフード協会2020年調査)。
その原因の大きな1つが犬と暮らす為の工夫、対策を考える専門の工務店がない事。
それならば、建設業に携わる自分が多くの同じ問題を抱えた愛犬家の為に、使命感を持って、愛犬と共に生きる為の賃貸住宅や戸建て住宅である愛犬共生住宅を世に増やしていこうと決心しました。

という事で、次回は「プロフィール」を。

noteにも詳細を。
https://note.com/jolly_nerine980/n/n2c582f05e461